「仕事にやる気が出ない。やる気ゼロ。もう今の仕事やめて転職しようかな」なんて悩んでいる20代のあなたへ。
仕事にやる気がでない状況って結構辛いものがありますよね。人生において仕事がすべてではないといっても、通勤時間を含め、少なくとも1日の8~9時間は仕事が占めるんですから。
あなたが仕事にやる気が出ないのは何故でしょう?
仕事がつまらない、楽しくないのはどうしてでしょう?
仕事が単調だから?評価されないから?それとも職場の雰囲気?
今回は次のような方に向けて話しを進めていきます。
【この記事を読んでほしい人】
・仕事にやる気が出ないけど、なんとかモチベーションを上げたい人
・仕事にやる気がでない、楽しくないから転職しようかなと悩んでいる人
・仕事がつまらない状況を何とかしたい人
・新卒で入社したけど、一生この会社でいいのかな?と悩んでる20代の人
※この記事は基本的に仕事にやる気が出ない20代向けの記事ですが、やる気が出ない20代以外の方にも参考になる記事になっています。
このような悩みをお持ちの方はぜひ最後までお付き合いくださいね。あなたの悩みを解決する方法がきっとここにあるはずです!
目次
- なぜ「仕事にやる気が出ない20代」になってしまうのか?
- 仕事にやる気が出ない原因をまとめてみると・・
- やる気がでないときは「やる」か「やらない」かを決めてしまおう
- 仕事やる気ゼロはマンネリとの闘いである
- 仕事にやる気がでない・やる気ゼロから抜け出す方法
- 20代は「やりがいがない・面白くない」それが「当たり前」
- 問題意識を高め「やる気がでない状況」を打破しよう!
- 仕事にやる気がでない人におすすめの記事
- 仕事にやる気がでないからって転職しても後悔するよ
- 仕事にやる気が出ないを超えて「辛い」ときには
- 楽しくない時間は過ごさないで
- それでも仕事にやる気がでないときには転職もあり
- 仕事にやる気が出ないときでも「昨日の自分より成長する」ようにしよう
なぜ「仕事にやる気が出ない20代」になってしまうのか?
学生時代を終え、希望に満ち溢れて入社した会社。これから気持ちも新たに頑張っていこうと思っていたのに・・。
そもそもなぜあなたは仕事にやる気が出ないのでしょうか?まずは最初に仕事にやる気がでない・つまらない原因を一緒に見ていきましょう。
あなたはいくつ当てはまりますか?
イメージしていた会社・仕事でないからやる気が出ない
入社して少しの間は「いろいろなことを経験して成長できるように頑張ろう!」と思っていても、少し落ち着いてくると入社前と入社してからの実情が見えてきます。
「サービス業ってもっと人を関われる仕事かと思っていたのに、意外と事務作業が多いな」
「もっと活気に満ちた会社かと思ってたけど、結構静かな人ばっかりだな・・」
など、自分の理想と現実のギャップが、「やる気がでない・つまらない」という感情につながるケースです。
希望した部署じゃないからやる気が出ない
自分がイメージしていた仕事じゃないにつながるところもありますが、入社後正式に配属された部署が希望の部署でなかった場合も、仕事がつまらなくなる原因の一つです。
「営業部に配属されて外回りの仕事ができると思っていたのに、総務部に配属されて事務仕事か。やる気がでないなぁ」など、自分がやりたい仕事ができないケースも、モチベーションが下がってしまう要因になります。
仕事が少ないからやる気が出ない
入社してバリバリ仕事がしたかったのに、やらせてもらえる仕事が少ないというケースです。仕事が忙しすぎて残業が多いのも問題ですが、仕事へのやりがいを考えたとき、仕事量が少ないのも大きな問題。
「やることないしヒマだなぁ」なんて状況は、仕事が楽しくないという感情につながって当然です。
入社当時のフレッシュな気持ちがなくなる
新卒で入社した、転職してきたなど、人は環境が変わればモチベーションが上がり、やる気がみなぎりますが、その気持ちをずっと維持するのはなかなか難しいもの。
入社当時のモチベーションを維持できないのも、仕事がつまらない状態に陥りやすくなります。
ちゃんと評価してもらえないからやる気が出ない
「毎日頑張っても評価してもらえない・・」と思うと、仕事にやりがいを感じなくなり、やる気もどんどん失ってしまいますよね。
例えば、単調な仕事はその作業自体はつまらないと感じがちですが、それでも上司から「君がやっている仕事もとても大切なものなんだよ。いつもきっちりやってくれて有難う」なんて言葉をかけてもらうと、そんな気持ちも吹っ飛びますよね。
人は誰かに認められることによって、そこに喜びを見出すもの。誰にも評価されないなんて、やる気がなくなって当然です。
関連記事>>仕事で評価されない人と評価される人の決定的な7つの違いとは?
人間関係がつまらない
学生時代の体育祭や文化祭ってみんなで「あーでない、こーでもない」と言いながら準備する時間って本当に楽しかったですよね。
仕事も基本的にはこれと一緒です。仕事は1人で楽しむことももちろんできますが、その楽しさはやっぱり同僚やチームの仲間と一緒に何かをやりとげたときではないでしょうか。
そんな気持ちで仕事がしたいのに、周りには冷めた人、やる気のない人ばかり。気の合う仲間・同僚がいない職場環境では仕事を楽しむことはできません。
職場にパワハラやいじめが横行している
パワハラやいじめが公然と行われている職場で楽しく働くことはできないでしょう。もちろん、あなた自身が被害者なら「やる気がでない・楽しくない」どころではなく、「辛い・苦しい」といったような感情になるでしょう。
また同僚などが被害にあっていれば、「この職場ってどうなの?」と仕事へのモチベーションが落ちることにもつながってしまいます。
仕事にやる気が出ない原因をまとめてみると・・
このように仕事にやる気がでない・つまらない原因はいろいろとありますが、、まとめるとこのような感じになります。
仕事にやる気がある人
- 理想の仕事に就くことができて、仕事内容にも満足している
- 仕事量が自分が求める程度で、やっていてやりがいがある
- 誰かが評価してくれる、必要としてくれる
- 一緒に働く仲間や上司が魅力的で、一緒に働いていて楽しい
- 職場の雰囲気が前向きで、自然とモチベーションが上がる
仕事にやる気がでない人
- 自分の理想と現実にギャップがあり、仕事をしても楽しくない
- 仕事が単調で飽きる
- 仕事が少なく業務中に時間を持て余す。やることがない
- 誰も認めてくれないので、モチベーションが上がらない
- 職場の仲間意識が希薄で、気の合う仲間・同僚がいない
ほかに仕事が楽しくない理由に「給料が少ない」という理由を上げられているサイトなどもありますが、個人的にはこれは違うんじゃないか、と思います。
仕事は楽しいものは楽しいし、つまらないものはつまらない。そこにお金の多さは関係ないんじゃないでしょうか。
「給料が多いから仕事めちゃ楽しい」←違和感ありますよね?これってお金を稼ぐことが楽しいのであって、決して仕事が楽しいわけではないですよね。
関連記事>>仕事で楽したいあなたにぜひ!とっておきの楽する方法を伝授します!
やる気がでないときは「やる」か「やらない」かを決めてしまおう
「あーあ、資料作りたくないなぁ」
「この仕事やりたくな、まぁ明日でもいいか・・」
このようにやる気がでないときってありますよね。下がった「やる気」を、あげる方法はないものでしょうか。取っ掛かりに一番時間がかかるのは、あなたもきっと経験したことがあると思います。
仕事へのやる気が落ちている・・しかしまったく「やる気」がゼロというわけでもない。やりたくない、サボりたいという気持ちはあったとしても、内心どこかで「やらないとマズい」という意識もある。
「給料もらっているから仕方なくやる」「やらないと怒られる」という外的な動機より「やらないと、自分のためにならない」という内的な動機の方がいいのは間違いありません。
しかし、そのような小難しいことを考えている余裕がない場合もあるでしょう。
「やる気」を「とりあえず」上げるには、考え方をシンプルにする必要があります。
簡単に言うと、「やる・やらない」の中途半端な気持ちを、どちらかに寄せてしまうことです。「やる」ならば無理やりでにも行動ですことです。
デスクに向かう、パソコンを起動する、メモを取り出すなど、何か作業に結び付く些細な動作を起こすことです。スタートキーを押せば、「やる気」は自動的にでてきます。
「無理やりにでも行動」できなければ、何らかの罰を科すことも考えましょう。夜のビールはその日はやめるなど、自分の好きなものを1つでいいので絶つ、などです。
アスリートのように「自分への敗北」というフレーズを思い浮かべるのは、プライドの高い人には効果的です。
「無理やり動けないから困ってるんです」「動けるくらいなら苦労しません」など、後ろ向きに考えてしまう場合もあるでしょう。
そういうときは完全に「やらない」モードにスカッと切り替えてしまうことです。仕事に対する「やる気」をいったん自分で捨ててしまうのです。極端な話、仕事を休んでしまっても構いません。
やる気がでないとき、気持ちがはっきりしないままグズグズと時間を過ごすのが一番不効率です。
何か課題を抱えていてやる気がでないときは、無理やり「オン」にするか、逆に思い切って「オフ」にするか、どちからに舵を切ってみるという決断を行うことをおすすめします。
関連記事>>仕事を休みたいけど休めない!←あなたのこれ。完全に間違った思考です。
仕事やる気ゼロはマンネリとの闘いである
仕事をしていれば、「人のためになる仕事がしたい!」「もっと稼げるようになりたい!」などの願望は、必ず湧き上がってくるものです。
想像するのは自由。思いっきり、なりたい自分をイメージし、それに向かって仕事に励む。
どうせ仕事をするなら、このような心を持って毎日仕事をしたいですよね。
でも、それが叶わないから、仕事にやる気がでないし、つまらないし、楽しくない。
仕事にやる気が出ない、やる気ゼロの状態はとても残念なことです。
僕はこのサイトを通じて多くの20代会社員の方の成長を見てきましたが、このようなタイプの方は、間違いなく30歳までに人として、仕事人としての成長が止まってしまいます。
しかし、せっかくこの記事に辿りついてくれたあなたには、そのような人材にはなって欲しくありません。
本当はできる力が備わっているのに、仕事にやる気がでない・つまらない・楽しくないというのは、とてももったいないことです。
では、そんな状況をどのように打破していけばいいのか。
やる気が出ない状態を回避するには主体性を持つことがポイントになる
ポイントは「主体性」を持つということです!
ここでは、仕事にやる気がでないのは「マンネリ」との闘いだということをお話していこうと思います。
あなたもきっと入社したてのフレッシュなとき、あるいは新しい仕事やプロジェクトを始めるときなどは、プレッシャーもあって緊張していたと思います。
新鮮さや今後の不安や期待感など、刺激と緊張感に満ちていたことでしょう。
4月は「緊張していてあっという間でした」という新入社員も、5月、6月と時間がたつにつれ、いい意味でも悪い意味でも「慣れ」が生じてきます。
緊張感が薄らいで硬さが抜けてくる一方で、仕事や職場の「イヤな部分」が見え始めてくる時期でもあります。
個人差はあるでしょうが、数か月もすれば何かしらの不満も生じてきていますよね。要領よくとは言えば聞こえはいいですが、手を抜いてしまう部分がでてくるのも、仕方のないことかもしれません。
「マンネリ」という言葉があります。この言葉がよく使われるのはテレビ番組でしょう。筋書が固定化してしまったドラマやバラエティ長寿番組が、よくこの「マンネリ」の罠に陥ります。
(ちなみに我が家の夕飯は最近うどんという型にはまっています・・)
マンネリは、表現が型にはまってしまったことを意味するマンネリズムの略語です。
「飽きてしまった」「つまらない」「新鮮味がない」といったネガティブなニュアンスで使われることがほとんどです。
でもこのマンネリにも長所がないわけではありません。同じ続けてきたためにマンネリ化してしまい、仕事に嫌気がさしてしまうことは、あなたも経験したことがあるでしょう。
「マンネリ」は、ある刺激に対する反応が徐々に減少することで起こります。
未経験の新しいエキサイティングな刺激に満ちた毎日が永遠と続く・・これは考えてみればかなりタフな状況です。仕事に慣れるには自然の過程であって、毎日やっているルーチンワークに対して、そのたびに「ああ、。こんなこともあったんだ!」と新鮮な驚きを感じるのは、どう考えても無理です。
そう考えると「マンネリ」は、人間にとって仕事にとって必要なプロセスだといえます。時代劇や2時間サスペンスなどには、予定調和な進行=マンネリから得られる安心感もあるのです。
笑点なんかも典型的なマンネリ番組ですよね。
(この番組が日曜日に始まると僕はブルーな気持ちになりますが・・・)
人生のキャリアは、この「マンネリ」との付き合い方次第です。同じ環境に長くいれば、マンネリにはなってきますが「このままでいいや」という安堵感は得られます。
キャリアアップのために転職を何回か経験するば、刺激と期待感を得られますが、そこには緊張感と不安が常に付きまといます。
マンネリが苦手な人は、環境を変えて人生を進んでいく人でしょう。マンネリにそれなりに親しめる人は、同じ会社にとどまって能力を発揮できる可能性があるということです。
あなたがどちらかに向いているかは難しい質問です。
ただ一つ言えることは、人間は老化ととも保守的になりますので、それを考慮すると、マンネリでもいい人もイヤな人も、若いうちはいろいろなある程度チャレンジをしておいた方がいいと、僕は思っています。
仕事にやる気がでない、つまらないときは、この「マンネリ」をイメージしてみてください。「マンネリ」は悪い意味ばかりではありません。仕事をしていく上では、必要な要素でもあるということは知っておいてください。
仕事にやる気がでない・やる気ゼロから抜け出す方法
ではここからは、仕事にやる気がでない、つまらない状況から抜け出すための方法を具体的に見ていきましょう。
思い切ってやってみる
さきほども述べましたが、このような状況を打破するのは、やはり思い切ってやってみるのが一番です。
仕事でちょっとでも難しいこと、やったことがないことが目の前に現れると、多くの人が尻込みをしてしまいますが、つらまない環境を打破するためには、このときに思い切って手をあげる習慣を身につけましょう。
これが20代のあなたなら尚更です。
会社に入社したときに、あなたは最初から仕事ができたでしょうか。やったことがなかったのですから、基本的に何もできなかったはずです。
それでも仕事ができたのは、「やってみよう」とチャレンジし、努力してきたからです。
よく、背中を押すといいますが、ドン、と自分を前に押し出すつもりで新しいことにトライしてみてください。つまらない日常をきっと新鮮なものにできるはずです。
関連記事>>仕事で評価されない人と評価される人の決定的な7つの違いとは?
とにかく身体を動かす
どうしても新しいことにチャレンジする勇気が沸かない時は、とにかく身体を動かすことから始めてください。
プライベートでジョギングを始めるのもいいですし、机の掃除や身の周りの整理整頓を行うのでもOKです。
身体を動かすと身体の各部の動きから脳が刺激されて、さまざまな脳内物質が分泌されて、その中には精神的に落ち着きを与えるものや、前向きな気持ちになるさまざまなものが含まれています。
やる気がでない、つまらないときは、とにかく「身体を動かす」ということを意識してみてください。
人生や仕事をゲーム感覚で遊ぶ
人間はいつも「意欲」「やる気」をキープできるわけではありません。
「つまらないなぁ」「こんなことやったって意味ないじゃん」
仕事の本質をまだまだ理解できない20代のあなたがこのように感じてしまうのは、ある意味、仕方がないところです。
はっきり口に出さないまでも、このように嘆いてしまいたい、ため息をつきたいときも少なくないのではないでしょうか。
自分の仕事に意味を見いだせない人はたくさんいます。「自分にとって無意味な価値のないことやらされている」「自分にはまったく関係のないことを、一生懸命やらされてばかばかしい」と悩んでいる若い方は多いです。
「そうはいってもやはり仕事は大切」と、自分の価値観の中で大きな部分を仕事が占めているのならば「つまらない」「楽しくない」は黄色信号です。
「働く意味がない、働く価値がない」が深刻化し、「生きている意味がない、生きている価値がない」と思うまでに進展しかねないからです。
仕事だけでなく、家族や友人との付き合いなど、すべてのことに対して「つまらない・楽しくない」とやる気がでない状況になってしまえば、うつ病の症状に近くなります。
心のガス欠ともいえるうつ病にならないためには、「つまらない・楽しくない」「意味がない」に対して、どのような対処法をとっていけばいいのでしょうか。
「つまらないものとして受け入れる」
「面白く感じられるように視点を変える」
「自分の成長と無理やりこじつける」
数多くのビジネス書が取り組んでいるテーマですので、「なんだ、そんなことか」「どこかで読んだよ」と、目新しい答えはないかもしれません。
この悩みに対する回答のヒントとして、pha氏が書いた「ニートの歩き方」の書籍の中に、「人生は初期設定によって難易度がイージーかベリーハードかが違いすぎるクソゲーじゃないの」という記載があります。
個人によって解釈は異なるでしょうが、人生あるいは仕事をある程度諦めつつも、ゲーム同様にとらえるほうが精神衛生上は悪くないのかもしれません。
「アイテムをそろえて力をつけていく」
「失敗しても命まで奪られることはない」
深刻に考えて心を痛めるぐらいなら、これくらい軽く考えて「つまらない・楽しくない・意味がない」というやる気がでない思考を抑制したほうがいいのかもしれません。
「遊び」というのものは人間に本来備わっている動物的エネルギーみたいなものです。猫なんかも、ネズミを捕まえるとき、捕獲した後ちょいちょいとネズミを手で転がし遊ぶような行動をとります。
人生や仕事をゲーム感覚で楽しむ。仕事がつまらないときに意外と効果がある考え方だと思いますよ。
些細な変化を入れる
死にたくなるほど仕事がつまらないわけではないにしても、
「なんとなくつまらない」
「新しいことしたいな」
「こんな退屈な日が続くのかな」
マンネリ感から現在の仕事への疑問や不安が生じる場面もあるかもしれません。
これは「刺激」と「反応」との関係で説明できます。人間は、外からのさまざまな変化に適応する能力を持っています。しかし、同じような刺激では物足りなくなり、さらに強い刺激を求めるようになります。
同じ刺激ではそれまで得られていた快感を得られなくなり、刺激をもっと強くするか、刺激の質を変える必要があるというわけです。
「マンネリ」「つまらない」「たのしくない」は、苦痛のインパクトはそれほど強くなさそうですが、実は気をつけなければならない兆候です。
高温に比べて低温やけどが皮膚や筋肉の奥までダメージを与えるように、じわじわとあなたの活力を奪っていきます。
その理由は何でしょうか。それは、「やる気がでない」「マンネリ」「つまらない」「楽しくない」が、苦痛はそれほどでもなく、むしろぬるま湯のように居心地がよい場合すらあるからです。
無理する必要はなく、「つまらないけど、まあいいや」で済ませていれば、深刻に悩むこともありません。すぐに決断や結論を下す必要がないのです。
このようにぬるま湯につかったままでいれば、自分の向上心にもつながらず、組織に対する貢献度も落ちてしまい、いたずらに低迷の時間を過ごすことは明白です。
まさに、水温を常温からゆっくり上げていくと、逃げることなくゆで上がってしまう「ゆでガエル」状態です。
逆に考えれば、「マンネリ「つまらない」「楽しくない」はいいチャンスでもあるわけです。「まあいいか」では済ませず、「これではいけない」という危機意識を持ち続けることが、いちばんの処方箋です。
「会社がこうだからつまらないんだ」
「あの上司では言われたことをやるしかない」
などと、会社や上司のせいにして文句ばかりを言うのが、いちばん悪い態度です。そのままでは、あなた自身が「つまらない」人間に落ちてしまいます。
変化をもたらす行動。いちばんは「転職」でしょう。しかし計画性や準備を欠いたままで職を変えるのは、無謀です。
簡単な「変化」を仕事の中に起こしていくのが「マンネリ」「つまらない」「楽しくない」というやる気がでない状況を打ち破るコツです。
- デスクの配置を変えてみる
- 服装を変えてみる
- 有給をとって旅にできる
どんな些細な「変化」でも構いません。つまらない日々を断ち切る試みが、なによりも重要です。
「変化」は、料理に例えるならばスパイスみたいなものです。「変化」を起こすことはある意味しんどいことでもあります。
でもその「変化」が長い目でみてとっても大切なことなんですよ。
20代は「やりがいがない・面白くない」それが「当たり前」
若いうちは、仕事に対するやりがいや手ごたえなど、さして感じれないもの。たとえ、やりたい仕事に就いたとしても、最初のうちは「やりがいがない」「つまらない」「面白くない」が普通です。
僕も20代の頃は、
「毎日つまらない仕事ばかりさせられて、たまったもんじゃない。サラリーマン生活っていうのは、こんなにも面白くないものなのか」
などと、生意気にも考えていました。
その挙句、ミスを連発しては上司にこっぴどく叱られ、けちょんけちょんにけなされては、落ち込んでお酒を飲んでは愚痴ばかり。20代の多くは、そんな日々を送っていたものです。
でも、つまらない、面白くないと思いながらもやり続けているうちに、だんだん仕事の面白さがわかるようになっていきます。
そして30代になると、20代の頃の働くことに対する無気力感がウソのようになくなって、仕事が楽しくて仕方ないと感じるようになっていきました。
このように、20代のうちは、まだまだ仕事が面白なくて当たり前なのです。面白さがわからないうちは「使えないヤツだ」などと怒鳴られても、「自分が仕事ができない」「何の能力もない」なんて気にする必要はありません。
ただし、だからといって何の努力もしないのでは、仕事の本当の面白さは感じられません。どうすればうまくいくか、失敗を振り返って、次に生かす。それを繰り返せば、小さなやりがいが芽生え、それが徐々に大きくなっていき、やがて仕事の面白さが実感できるようになるんですよ。
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問題意識を高め「やる気がでない状況」を打破しよう!
仕事にやる気がでない・つまらない・楽しくないという方に、その現状を打破する方法をお話してきました。
「やる気がでない、つまらない、楽しくない」という状況は、何のために働くのかわからないときに陥りやすい精神状況です。
周りの人に「とにかく目の前のことを一生懸命やればいいんだよ」とアドバイスされても腑に落ちない。
すべてまとめると、あなたの仕事がつまらないのは、
言われたことだけをやっているからです。
そんなときは、問題意識を高めてみてください。
そしてその問題に対して自分ならどのように解決していくか具体策を考えてみてください。さきほどお話したゲーム感覚で全然かまいません。
自主的よりも主体的になろう
このような問題意識をもつことで、主体的に物事を取り組めるようになり、仕事がどんどん楽しいものになります。
同じような言葉に「自主的」という言葉がありますが、「主体的」とは異なりますので、ここで違いを明確にしておきます。
「主体的」とは、自ら進んでやろうとすること。よく仕事などで「言われる前にやれ」と言われることがあると思いますが、これが自主的に行動するということです。
つまり、やるべきことがすでに明確になっていて、そのことを率先して自らやれるということ。
これに対して「主体的」とは、やるべきことをやるだけに留まらず、なぜやる必要があるのか、自らの責任でどうすれば効果的なのかを考えて行動できることです。
二つの違いを簡単に述べますと、自分で考えるか、考えないかということ。
あなたが仕事にやる気がでない、つまらない状況になるのは、そこに自分の考えがないからです。
「主体的」な仕事をしていけば、おのずと仕事は楽しいものになっていきますよ。しんどいときもあるとは思いますが、頑張っていろいろなことにチャレンジしていってくださいね!
仕事にやる気がでない人におすすめの記事
そもそも「仕事にやる気がでない・楽しくない」でこちらの記事にたどり着いたあなたは、このような感情にをお持ちじゃないですか?
「このやる気のでない仕事、いつまでやらなきゃいけないのだろう」
「仕事はやっぱりやる気を持って楽しくやりたいなぁ」
もちろん、僕も仕事にやる気がでないときはありますので、この気持ちはよくわかります。
楽しくやりがいをもって仕事をしているときは、「もうお昼?」「もう夕方?」と、あっという間に時間が過ぎます。でもこれが仕事がつまらないときは、本当に時間がなかなか進まないんですよね。
ここでは、そんなやる気がでない・楽しくないという人向けに、おすすめの記事をまとめています。
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★「この人は、どうしてこんなに性格が悪いんだ」「どうしてそんな無茶ばかり?」など、職場の人間関係に疲れたすべての方に。
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仕事にやる気がでないからって転職しても後悔するよ
あなたの仕事への感情が感情が、まだ「やる気がでない」「楽しくない」程度の感覚なら、先ほどご紹介した記事の内容は一度実践してみる価値はあると思います。
仕事にやる気を持って楽しめている人は、多かれ少なかれ、このような自分を高める方法を何かしら実践しています。
仕事にやる気がでないからといって安易に転職しても、その原因を分析して、今のできることをやる習慣を身につけておかないと、仕事を変えても同じ状況に陥る可能性が高いです。
やる気がでない原因は、自分自身にもあるはずです。まずは自分が今できることを実践していきましょう。
仕事にやる気が出ないを超えて「辛い」ときには
「やる気がでない・楽しくない」と「辛い・苦しい」は、仕事の悩みにおいてその程度に大きな差があります。もしあなたの感情が、「辛い・苦しい」に近いものなら、また別の対策が必要になってきます。
仕事量が以上に多くて休日出勤が当たり前、パワハラやいじめを受けているなど、心に大きなダメージを受けている方は、次にご紹介する記事をチェックしてみてください。
そのときは最終的に、転職するという判断も必要になってくるかもしれません。
★上司のパワハラが辛い方に。効果的な対処法を解説しています。
詳しくはこちら>>パワハラ上司対処法。その特徴と心理を知ればあなたの心はきっと軽くなる!
★職場でいじめや嫌がらせを受けている女性の方に(もちろん男性の方も参考になります)
詳しくはこちら>>職場のいじめや嫌がらせが辛いという方に。相手のこれだけを知ればその悩みは解決できます。
★一緒に働く仲間への悪口や陰口が公然と行われている悲しい職場で働く方に。
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詳しくはこちら>>【仕事の悩み相談】誰にどうやって相談する?→答えはこれです。
楽しくない時間は過ごさないで
楽しい人生と楽しくない人生、どちらがよいか聞かれてら、ほぼ100%の人が、楽しい時間を選択すると思います。これは仕事の時間も一緒ですよね。
「石の上にも3年」という言葉があります。継続して努力を続ける辛い時間が自分を成長させるという意味です。
でも過度に自分を追い込みすぎると、無理が変な方向で爆発するか、身体を悪くするだけです。
あなたは、アメリカ大統領の任期前の写真と任期後の写真を見たことがありますか。たった4年で驚くほど老化しています。無理をすると老化を早めるのです。
誰しもが辛い時間は避けたいものです。
やる気がでない時間は苦痛を感じるし、長く感じます。辛い時間を楽しめる、辛い時間を耐えた先にメリットがある、というのならよいでしょう。
でも、辛いだけ、イヤなだけなら、その時間は無駄です。もはや拷問です。
だったら、そこから逃げましょう。ここ数年でブラック企業という言葉が普通になってきましたが、ブラック企業を当たり前にしてはいけません。
もちろん、ちょっとやる気がでないからといって逃げてばかりでは何の成長にもなりません。これはただの「怠け者」です。
我慢できる苦痛の先に成長があるなら、頑張ることも大事です。ただし、苦痛な時間を受け入れるなら、それを楽しい時間にする努力をしましょう。
関連記事>>仕事が辛いあなたへ。僕はこれを知ることでその暗黒時代を乗り越えることができた。
それでも仕事にやる気がでないときには転職もあり
僕は、昔から「やる気がでない。なんだか嫌だなぁ」と思ったら逃げるのがとにかく早いです。昔に比べて我慢強くはなりましたが、それでも基本的には「逃亡」が得意です。
なぜなら、やる気がでない状態が長く続いて、イヤイヤやっても、良い結果はでない、自分のパフォーマンスが発揮されない、自分の生きる道はここではない、と思っているからです。
逃げる人生と逃げない人生、どっちが悪夢なんでしょうか?
僕にとっては間違いなく、逃げない人生の方が悪夢です。ブラック企業に勤めていたときもそうですし、逃げた人生はよい結果になっています。
もっとも、逃げるためにはいくつかの段階があります。先ほどもお話した通り、ちょっとやる気がでないからって逃げるのは「怠け者」であり、愚の骨頂です。
ただ、やる気がでない状態が長く続いている、または仕事が辛いとお考えの方は、次の段階を踏まえて、転職するのもありだと考えます。
第一段階 辛い理由を考え対策する
例えば、イヤな人間がいるから辛いなら、その人と関わらない仕事をする、その人を無視する、視界に入れないようにします。
第二段階 辛い時間を楽しくする努力をする
でも、その人が上司の場合、基本的に避けることはできません。その場合、何か楽しいことがないか、面白いことはないかと探します。
僕の場合は、好きな人を見つける、仲のいい同僚を作り、休憩中に雑談等をします。または、仕事のなかに楽しさをみつけ、それを追求します。
第三段階 最後は逃亡(転職)
それでも耐えられず「もう無理」だと思ったら、我慢しないで全力で逃げる(転職)の準備に入ります。しかし、ブラック企業に勤めている人ほど逃げるということをしません。
けれど、転職して次の人生を探した方が、人生の長い時間の無駄遣いを避けることができるのです。つまり、損して得取れ、の発想です。
ただ、逃げる方法にも注意が必要です。緊急事態の場合は、すぐに逃げてもよいと思っていますが、原則は引き継ぎしたり、他の人や会社に迷惑をかけないようにしたりして、無責任にはならないことです。
逃亡には「逃亡のルール」があることだけは忘れないでください。
僕の好きな言葉にヘレン・ケラーの「幸せの一つの扉が閉じると、別の扉が開く」というものがあります。その扉がダメなら別の扉が開きます。
逃げるための準備をすることでもうひとつの扉が見えてきます。
まだ扉が見えなくとも、逃げれば、もうひとつの扉が現れます。
それが人生というものなんですよ。
関連記事>>「やりたい仕事がない」と悩む20代のあなたに伝えたいことをまとめました。
仕事にやる気が出ないときでも「昨日の自分より成長する」ようにしよう
最後に。やる気がでなくても今の仕事を頑張って続ける、または今の仕事をやめて新しい扉を開く。あなたがどちらを選ぶにしても知っておいてほしいことが1つだけあります。
それは社会人として生きていく限り、「昨日の自分より成長する」ということを大事にしてほしいということ。
関連記事>>仕事で成長したいあなたに。必ず身につけておきたい10の原則
昨日の自分より後退するのではなく、昨日の自分より前進する気持ちで生きていってください。
僕は、僕のもとに相談にくる若い人に「社会人になって成長した?」とよく質問をします。
そのときに「自分ではわからない」という人がいます。もちろん謙遜もあるかと思います。でも、それが本心の場合はダメです。
はっきりと「成長できました」と言えるようにしなければいけません。
成長するということは、「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」で言うなら、自分のレベルが上がるということです。
レベルがあがれば上げるほど、できることも増え、ストレスも軽減され、自分のやりたいことがどんどんできるようになります。
その結果、やる気もどんどんでるようになります。
ぜひあなたも「昨日の自分より成長できた」と胸を張っていえるように、一日一日を大切に過ごしてくださいね。
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