仕事に集中できないあなたに、とっておきの集中力を高める方法をご紹介!
「上司の頼まれている見積書が全然出来上がらない」
「気がついたら別のことを考えている」
「他のことが気になってしょうがない」
このような「仕事に集中できない」状況にあなたも悩んでいませんか?
仕事に集中することができれば、仕事を早く終わらせて定時でサクサクっと帰宅、残りの時間はプライベートを充実させることに使うことができますよね。
今回はあなたの時間を効率よく有意義なものにするために、仕事の集中力を高める方法をご紹介していきます。仕事に集中できない!とお悩みの方はぜひ最後までお付き合いくださいね。
目次
集中できない原因は「焦り」にある
あれもこれもやらなきゃと焦ってしまい、どうしても仕事に集中できない。たくさんある仕事の優先順位を決めることができずに困っている。
やろう、やろうと思っている仕事があるのに、時間がとれなくてなかなか取りかかれない・・。
このように、やるべきことがたくさんあるのに一向に減らない状態が続くと、アレコレ考えすぎて脳が疲れてしまい、その仕事に集中できなくなることがあります。
頭の中では、いろいろな考えが次から次に浮かんできていて、収拾がつかない状態になっています。
これはパソコンでいえば、複数のソフトを同時に立ちあげていて、反応が鈍くなっている状態に似ています。それはCPU(中央処理装置)の処理能力の限界ギリギリまで使っているためで、今にもフリーズしてウンともスンともいわない状態になる一歩手前です。
このときの身体感覚は、何かに追いまくられて焦っている感覚のはず。頑張ろうとしすぎていて、それが空回りして焦りを生み出し、集中できないというわけです。
このまま頑張り続けても、仕事は思うように進まないでしょう。アレコレと考えることで集中力が散漫になり、効率が悪くなっているからです。僕たちの身体は一つしかないので、一度に一つずつしか取り組めません。ですから、今やるべきことを選択し、そこに集中することが大切です。
それには、今の状態を抜け出さなければなりません。ところが「集中しないと」と考えると、かえって集中できなくなるものです。
ポイントは、いかにして焦りを取り除くか。思考をリセットして、頭の中からすべての心配事をいったん外に追い出す。すると次第に落ち着きを取り戻して、やるべきことに集中できるようになります。
あとは、意識を「今この瞬間」に集中します。過去でも未来でもなく、「今この瞬間」にです。具体的な方法をいくつかご紹介しますので、あまり深く考えずに、ぜひそのまま試してみてください。
きっと集中力が高まるはずです。
机の周りを整理しよう
仕事に集中できない人の机は、きっと資料で山積みになっているのではないかと思います。
その中には、スクラップして保存しようと思っている新聞記事や情報誌もあれば、読み終えたらファイルに綴じようと思いつつも、まだ目を通せていない回覧資料などもあるでしょう。
そういった資料に机の上が占領されていて、作業スペースがA4用紙1枚分しかなかったりします。
パソコンでのデスクトップ画面も、たくさんのファイルで埋め尽くされていませんか?メールソフトを立ち上げれば、受信箱の中にはメルマガなどの未読の情報メールが無数に残っていたりするかもしれません。
こういう状態では、机の前に座るだけでイライラしたり、気が滅入ってきます。「これらの書類を早く整理しなきゃ」という意識が常に頭に浮かんできて、今やるべき仕事に集中できなくなります。
パソコンで作業をしようとするときも同じです。デスクトップ画面上のたくさんのファイルを見るたびに、ため息をつきたくなります。
なかなか集中できず、やる気もわいてこなくて、ついネットサーフィンをしてしまい、気がついたら随分時間が過ぎてしまっていた、なんて経験もあるかもしれません。
集中力を高める具体的な方法
では、このようなパターンで仕事に集中できない場合は、いったいどうすればいいのでしょうか。
それは、いったんすべての資料を目の前からなくすことです。机の上に山積みになっている書類をすべて、引き出しや棚の中に収納してみてください。収納スペースがなければ、段ボール箱を用意してすべて入れてしまいましょう。
パソコンのデスクトップ画面上のファイルは、フォルダをつくって、その中にすべて移動します。分類のためのフォルダを作っても構いませんが、分類作業に時間がかかるようでしたら、何も考えなくてもいいように、フォルダは一つにして、すべていったんそこに移動します。
「すぐに使うかもしれない資料やファイルを隠してしまうのは、どうも不安だ」と思う人もいるかもしれません。その不安な気持ちもわかりますが、勇気を出してまずは実行してみてください。
実際にやってみて、やっぱり元の状態の方がいいなとなったら、すぐに元に戻せばいいだけです。
この通りにやった人は実感できるはずですが、生まれ変わったようなスッキリした気分になれます。広々とした机を前にして、はじめて机を与えられた新人の頃のような新鮮な気持ちになるはずです。
後は、まず取りかかるべき資料を一つだけ机の上に出して、それに取り組みます。机の上には注意が奪われるような、気にかかるものは一切ありません。
これにより集中して仕事ができて、思った以上に効率的に処理を終えることができます。
机の上に必要最低限のものしか置かれていない状態を維持すると、朝、出社したときの気分が全然違います。集中力もやる気も自然に沸いてきます。
毎日、資料整理に追われている人は、ぜひこの爽快感を味わってみてください。
アレコレ考えるのをやめよう
集中できないのは、やるべきこと以外に意識が向いてしまっている状態です。アレコレ考えて意識があっちこっちさまよっているので、それを強制的にストップさせましょう。
そのために役立つ簡単な方法があります。
集中力を高める具体的な方法
まず一つ目の方法は、自分がアレコレいろいろ考えていることに気づいたら、顔の前で拍手するようにパン!と叩きながら「ストップ!」と大きめに声を出してみてください。
思考が一瞬止まるので、そうしたらすぐに、やるべき仕事に取り掛かります。
さっきまで考えていたことがフッと消えるので、目の前の作業をスタートしやすくなるはずです。周りに人がいるときは難しいかもしれませんが、一人のときはぜひやってみてください。
もう一つは、意識を向けるべきものを明確にする方法です。
買い物に行くときのことを想像してみてください。たとえば急に砂糖が必要になって、すぐに買って戻ってこなければならないとしたら、お店に入ってすぐに砂糖が陳列しているコーナーに直行し、他のは目をくれず会計を済ませると思います。
このときは「これから私は砂糖を買う」と意識して行動しています。つまり、行動の目的を明確にすることによって、それに集中して他が気にならなくなるのです。
これを仕事の場面に応用すると、仕事に取り掛かる前に、これから自分が何をするのかを明確にして、自分に宣言します。たとえば企画書を書く場合、「私はこれから、企画書を書きます」といったように、心の中でつぶやいてください。
このとき、目を閉じてゆっくり深呼吸してから宣言するといっそう効果的です。さらにいえば、作業を細分化して「一つのステップごとに宣言する」のがオススメです。
まず、「私はこれから、この企画書に盛り込む内容を整理します」と宣言してそれを行います。それが終わったら軽く休憩し、次のステップでもまた次の宣言をします。
「私はこれから、この企画書の内容ごとに盛り込むべき事項を具体的に箇条書きにします」といったようにです。これを繰り返していくと、最後まで集中して取り組みやすくなるはずです。
制限時間を設けよう
仕事が手につかないと、つい新聞や雑誌を読んだり、ネットサーフィンをしてしまう人は多いと思います。これらは頭を使わずラクにできるため、気がついたら思った以上の時間を浪費してしまうものです。
ただでさえたくさん仕事を抱えて忙しいのに、時間をムダにしてしまったと後悔し、焦りが増し、結果仕事に集中できないという悪循環に陥ります。
集中力を高める具体的な方法
こういうときは、見るのをやめうようとせず、逆に、思う存分見てみるというのも一つです。やはり気になるものは気になるので、それを一切やめようとすると、かえって気になります。
それならば、いっそのこと思う存分見ることで、気持ちをすっきりさせるのです。
ただし、そのときに制限時間を設けることが重要です。たとえば10時まで自分で自分に閲覧の許可を与えます。その代わり10時になったら、途中でも読むのをやめて仕事に取り掛かるのです。
そのときは、予告時間にスマホのアラームをセットしておくことをおススメします。もちちん、アラーム音が周りに迷惑をかけないよう、音量調整をするかバイブレーション設定にするのを忘れないでください。
先延ばしにも制限時間を設けよう
「あの人に電話しなきゃいけないんだけど、なんとなくその気になれない」
「上司に報告しなければならないことがあるのに、どうもためらってしまう」
このように、やらなければいけないのに、どうしてもすぐに取り掛かれず、他の仕事に集中できないことがあると思います。
ときに相手が苦手なタイプだったり、自分の立場が悪いときには、ついその行動を先送りにしてしまいがちになります。しかし、遅かれ早かれやらなければならないとしたら、いつまでも引きずっているのはストレスが増すだけで、何のメリットもありません。
集中力を高める具体的な方法
そこでオススメは、あらかじめそれを実行する日時を決め、その時刻がくるまでいったんそのことは忘れて他の仕事に集中するという方法です。
この際もまた、スマホのアラーム機能を使います。まず、相手が在席していると予想される時刻にアラームをセットしておきます。
そしてアラームが鳴ったら、たとえ他の仕事をしていても、すぐにその手を止めて実行に移します。すぐに受話器を取り、相手の電話番号をプッシュする。あるいは、立ち上がって上司のところに行き「報告したいことがあります」と告げる。
何も考えずにここまで一気にやってしまえば、あとは流れでなんとかなるものです。
案ずるより産むが易し。やってみると、アレコレ考えていたのは、実は取り越し苦労だった、なんてことはよくある話です。
完璧主義はやめよう
完璧を臨むは素晴らしいことですが、ゴールに近づくほど、それは困難になります。ある程度のところで、ベストを尽くしたからこれで十分なのだと、自分を納得させることが大切。
すべての仕事に完璧さを求めていたら、決して幸せにはなれないし、生産的にもなれません。
細かいことに頭を抱えて悩んでいては、重要なことに集中できなくなるのは当然です。
あなたは完璧主義ではないか、ここでチェックしてみてください。
- 常に自分の力の110%で行動している
- 間違いを許さない
- 頻繁に自分を批判している
- 他人に過度な期待をする
- 目的が果たされないと憂鬱になる
- 失敗を恐れることがよくある
- 自己評価が低い
- 完璧に準備したい
このうち2~3個当てはまる項目があるなら、あなたは完璧主義の可能性が高いと言えます。そんな方はこちらの完璧主義の人は仕事が遅いし成果もでない。出来上がりは70%を目指そう。 の記事をチェックしてみてください。
邪魔するものは寄せ付けないようしよう
気を散らす邪魔ものがあれば、もちろん仕事に集中することができません。
邪魔なものは、そこら中にあふれています。同僚がおしゃべりにやってきたり、電話が鳴ったり、上司が急な案件でメールを送ってきたり・・。それらが同時にやってくることもありますよね。
人からちょっとかいを出されると、仕事はもちろんはかどりません。ビジネスマンの平均的な1日の中で、驚くことに勤務時間の28%は、人から邪魔されたことに対処し、また集中力を取り戻すために費やされているといいます。
しかし、あなたが静かにしてほしいと思っていることや邪魔されずに仕事に集中したいと思っていることに、周りの人すべてが気づいているわけではありません。
多くの人はそんなことには無関心なのです。彼らは自分のことばかりに夢中で、他人に気を配る余裕なんてありません。そうやって、あなたの生産性を悪くしているのです。
仕事に集中したいのなら、他人があなたの時間を故意に奪うのをやめさせる必要があります。彼らの騒音や行動をシャットアウトしなければいけないのです。
こうした状況で自分を隔離するには、人がいない部屋を探したり、使われいない会議室に一時的に移動したり、休憩室にノートパソコンを持ち込んだり、一息つくために外のベンチにでるしかありません。
もし自分のデスクを離れたくない、もしくは離れらないなら、集中力を高めるためにこれらを試してみてください。
- 人通りが激しい廊下など、にぎやかな場所から仕事場を離す
- イヤホンをつけて仕事をする。あなたがイヤホンで何かを聴いていると思って邪魔しにくくなる
- メールの返信を控える。メールソフトを開けない
仕事に集中できない人に効果的な対処法をお話してきましたがいかがでしたか。今回ご紹介したことを少しでも取り入れてもらって、ぜひ集中力が高まる環境を作り上げてくださいね!
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