あなたが仕事が苦痛でしかないと感じる理由はどこにあるのでしょうか?単調な作業ばかりだから?自分に合わない仕事だから?それとも人間関係でしょうか?
仕事が苦痛な理由はいろいろあると思いますが、生活のことを考えると、仕事が苦痛だからといってなかなか今の会社を辞めるという選択肢を選ぶことはできないですよね。
かといって、何も変わらずに「仕事が苦痛」という気持ちにフタをしたまま、今の状況を続けていればあなたの心はいずれ壊れてしまいます。
今回は、仕事が苦痛で仕方ないという方向けに、その気持ちを解放する方法をご紹介していこうと思います。
特に「逃げるのは悪だ」「頼るのは恥だ」「努力は期待を裏切らない」といった間違った考えをちょっとでもお持ちの方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【この記事を読んでほしい人】
仕事が苦痛で仕方ないけど頑張って会社にいってる人
苦痛という気持ちにフタをして頑張りすぎている人
努力するば何とかなるという間違えた考えをしている人
仕事が苦痛で仕方ないから転職しようか悩んでる人
仕事が苦痛で仕方がない人は、まずは、仕事を上手に休む技術を手に入れましょう。
上手に仕事を休めるようになれば、その苦痛はきっとマシになりますし、今後、転職活動をするにしても休む必要がでてきます。
仕事を休みたいけど休めない!←あなたのこれ。完全に間違った思考です。
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目次
仕事が苦痛で仕方ない理由とその対処法
ここに、仕事が苦痛で仕方ない理由をいくつか列挙しながら、その理由ごとに効果的な対処法をご紹介していきます。
あなたが「仕事を苦痛」と感じる理由は必ずどこかにあるはずです。その苦しい感情から抜け出すために、まずはあなた自身の心のうちを分析してみてください。
仕事が多い
最初の仕事が苦痛になる理由は、仕事が多いというものです。早く帰りたいのに、仕事が終わらなくて全然帰れない・・。残業、休日出勤は当たり前。
「なんで自分だけこんなにやらなきゃいけない仕事が多いんだろう」と憂鬱になる毎日。
そもそも、あなたの仕事が終わらないのは何故なのでしょうか。その原因は大きく分けて次の2つしかありません。
内的要因
一つ目は、自分の内面的なものです。能力が不足していて処理が追い付かない、頼まれると断れないので仕事がどんどん増える、完璧主義でちょっとしたことが気になるなど。
このようなケースは、自分を変えることによって環境を改善できることがほとんどです。
外的要因
次の理由は、単純に仕事量が多すぎる、自分の能力以上の仕事を担当している、人手が足りない、業務の役割分担が偏っているなどです。
このケースは、改善には外側への働きかけが必要になってきます。
まず、仕事を苦痛に感じる理由が「仕事の多さ」にある方は、その原因が「内的要因」なのか「外的要因」なのかをじっくり考えてみてください。当然どちらかが原因によってその対処法は変わってきます。
詳しい対処法はこちらの記事で解説していきます。
続きはこちらから>>仕事が終わらない理由はこの2つだけ。ストレスでぶっ倒れる前に逃げる決断を。
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仕事が単調でつまらない
次の仕事が苦痛に感じる理由は、仕事が単調でつまらないというものです。
発言小町というところで、次のような悩みを見つけました。
私は今、小さい事務所で事務員として働いているのですが、毎日のルーティーンワークで頭がどうにかなりそうです。
仕事の待遇は私の能力に対して支払われるにしては悪くない方だと思います。事務所の雰囲気はのんびりしていて仕事中は図書館のように静か、人間関係もいいです。
ただ、仕事内容がツマラナイんです。定型文の書類の日付宛先等を変えて、客に送り・・の繰り返しです。
もともと働くのは好きな方ですし、せっかく手に入れた正社員の仕事をそう簡単に手放すべきではないのもよくわかってるんです。でも本当にもうこの繰り返しが耐えられなくって、先日ついに仮病で休んでしまいました。どうすれば、単調な事務の仕事を続けられますか? (発言小町 引用)
このように単調な仕事、ルーティンワークの仕事を苦痛だと感じる人も多いようです。
このようなタイプの方は「マンネリ」という言葉にその苦痛を紐解くヒントが隠れています。仕事がつまらなくなるのは「マンネリ」との闘いです。
やる気がでない
次のような理由でモチベーションが上がらず、やる気がでないときも、仕事を苦痛に感じることが多くなるでしょう。
- 自分の理想と現実にギャップがあり、仕事をしても楽しくない
- 仕事が単調で飽きる
- 仕事が少なく業務中に時間を持て余す。やることがない
- 誰も認めてくれないので、モチベーションが上がらない
- 職場の仲間意識が希薄で、気の合う仲間・同僚がいない
自分のやっている仕事に価値を見出せないことが原因となっているケースが多く、何かの役に立っていると思えない仕事を任せられても、人はやりがいを感じられません。
無意味なことを続けることほど、人間にとって苦痛なことはありません。
仕事にやる気がでない人はこちらの記事をチェックしてみてください。モチベーションを上げる効果的な方法をご紹介しています。
続きはこちらから>>仕事やる気がでない!楽しくない!で転職しても後悔します→理由はこれ
職場の人間関係が苦痛
僕たちが抱える問題や悩みのほとんどが「人間関係」によるものです。これは仕事においても例外ではないでしょう。
少々理不尽な仕事を与えられていても、人間関係が良好なら前向きに頑張れますが、上司からパワハラを受けていたり、先輩社員から嫌がらせをされていたりすると、会社にいきたくなくなって当然です。
職場の人間関係に悩まれている方は、下記の記事にその対処法を詳しく解説しています。
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★パワハラ上司が苦痛な方へ
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★職場で嫌がらせやいじめを受けている方へ
詳しくはこちら>>職場のいじめや嫌がらせが辛いという方に。相手のこれだけを知ればその悩みは解決できます。
メール対応が苦痛なときは
メールで叱責されたり、注意されたりするのは、口頭で言われる以上に、きつく感じるものです。ですから、部下に対する叱責や注意など、きわどい内容を伝えるときは、メールより口頭で言うべきです。
ところが昨今は「忙しい」を理由に、何でもかんでもメールでという職場も少なくありません。
そのため、言われた内容を必要以上に深刻に受け止めてしまい、「上司からのメールが怖い」という人も増えていると聞きます。
文字として残されるため、口頭で言われる以上にじわじわと苦痛を感じるのも、メールの特徴といえます。
パワハラではありませんが、かつての僕の職場でも、メールが原因で、他部署の上司と大ゲンカになってしまった人がいました。
勉強会での講師をある人にお願いしたところ、他部署の上司が「なぜ自分に黙ってその人に頼んだのか」とメールをよこし、「あなたには関係ないことです」と言い返したのをきっかけに、メールでのバトルに発展してしまったのです。
お互いに顔を合わせて「自分にも一言連絡を入れてほしかった」「ああ、そうなんですね。すいませんでした」と言えば済んだ話は、メールだけでやりとりしてしまったがために、いらぬ争いを生んだというわけです。
相手を傷つける危険も理解せず、メールで感情をむき出しにする上司など、言語道断です。ですが、このようなメール攻撃を受けたときは、とりあえず「話半分で聞く」を心掛けてみてください。
他人の感情を真正面から受け止めない、真正直に反応しない。上司の感情を推し量るよりも、まずは、自分のメンタルを守るほうが大事なのです。
仕事が苦痛でしかない心を解放する考え方
ここまで、仕事を苦痛に感じる理由ごとに、その対処法を詳しくご紹介してきました。
ここでは、あなたの「苦痛な心」を手放すために、あなた自身と仕事との向き合い方について少し考えてみたいと思います。
目標なんて捨ててしまおう
「〇〇さんみたいな仕事ができる人になりたい」
「営業成績でトップになりたい」
声に出さなくても、心の中にひそかに目標を持っている人は多いのではないでしょうか。元旦に今年一年の目標を立てたり、細かい人だと毎月目標を設定している人もいるかもしれません。
このような人にとっては、
「目標?そんなものありません」
「まあ、なんとなく頑張ります!」
などと言っている人は、きっと「向上心がないダメな人間」に映るでしょう。ですが、本当にそうなのしょうか。
僕はこれまで、会社経営者や役員など地位や名誉のある立場の人に数多くお会いしてきました。その経験からすると、長期的に安定した地位を保っている人から、いわゆる「向上心」というものを全然感じません。
むしろ、一見ダメ人間に思えるような「ユルユル人間」だったりします。
話をもとに戻しましょう。なぜ、人は目標を立てるのでしょうか?
「あの人みたいになれば、幸せになれるはず」
「営業成績トップになれば、みんなから尊敬されるはず」
目標設定の裏には、このような思いがあります。つまり「今のままの自分では価値がない」「みんなから認められない」と思い込んでいるのです。
だから「こんな自分」を変えるために、誰かの真似をしようとしたり、具体的な数値を競ってしてみたりするわけです。では、目標を達成できたら、本当にあなたは幸せになれるのでしょうか。
いいえ、目標を達成できたら「目標に到達できたはずなのに、なぜか幸せじゃない。こんなはずじゃないのに」と落ち込み、苦痛を感じ出します。
そして、また次の目標を立ててそこに縛られたりします。これでは、いつまでたっても幸せにはたどり着けそうにありません。
何も、目標を立てることが悪いと言っているわけではありません。目標があることで、目線が変わったり、活気がでることだってあります。ですが、目標があるうちは自分の想定の範囲を超えることはありません。自分が想像し得る枠の中で小さくまとまってしまいます。
だから目標なんて立てなくてもいいんです。「目標の人」を目指して自分を苦しめる必要なんてありません。今の自分のままで大丈夫。
あなたは十分すごいのです。
そう考えることで、その自分に見合うすばらしい現実が後からやってきます。目標に縛られ、焦り、苦しみながら努力する。
それをやめ、安心して満たされた心で生きる。
ことでその苦痛から解放され、結果として成長がもたらされるのです。
関連記事>>仕事のプレッシャーを楽しむ10の超克術!失敗を恐れずに立ち向かおう!
「努力は裏切らない」はウソ
努力は人を裏切らない、逃げずに頑張れば必ずいいことがある。僕たちは、そんなふうに教えられて育ってきました。
「サボること=悪」だと思っているし、「逃げだすこと=最低」だと思っている。
ここにあなたが仕事を苦痛と感じる原因があります。
残念ながら、努力は簡単に人を裏切ります。もちろん、努力することにまったく意味がないとは言いません。努力すること自体に充実感を覚え、それが心豊かに生きる原動力になることだってあります。
ですが、「必ずしも努力が人を幸せにするわけではない」から、今あなたは苦しんでいるのだと思うのです。
それならば、楽しく仕事をするために大切なことは何なのか?
それは「運」です。はっきり言いましょう。人生は「運」しかありません。
「そんなバカな!」と思うかもしれませんが、これが事実です。
「努力が自分を幸せにしてくれる」と信じ込んでいると、自分の力、つまり「自力」だけで頑張ろうとしてしまいます。さらに、その結果しんどくなっても「逃げるのが悪だ」「頼るのは悪だ」とますます自分を追い込んでしまいます。
これでは「他力」が入り込む隙がありません。
こう考えてみてください。自力と他力は足して100になるようにできています。たとえば、100のうち90まで自力にしていたら、他力の割合が10しかないということになります。
仕事が苦痛な人は、子供のころ、親や先生からさんざん聞かされた、
「自分の力で最後まで頑張りなさい」
「安易に人を頼ってはいけません」
という「自分で頑張るのはすばらしい。他人を頼るのは情けない」という考え方は忘れてみましょう。
「自分で頑張るのは水くさい。他人を頼るのは、人を信じるすばらしいこと」と考えることが、あなたの苦しみを解放する良いきっかけになりますよ。
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努力の方向性を間違えれば「苦痛」が増す
人間には向き不向きがあります。世の中には頑張ればできること、少し頑張ればできること、めちゃめちゃ頑張らないとできないことがあります。
しかし、いくら頑張ってもできないことがあります。
例えばあなたがこれから陸上選手になってオリンピックに出場しようとしても、ほぼ不可能です。このように絶対にできないことをどれだけ頑張っても意味はありません。
ただの苦痛にしかなりません。
また、いま頑張ってもできないことはしない方がいいです。というのも、今できないことでも、タイミングがあえばいずれできるようになることがあるからです。
努力するなら、努力するタイミングが大切です。
そのタイミングでないなら、できないことはできないと決めてしまいましょう。勇気ある行動と無謀な行動は違うとよく言いますが、努力しない勇気も大事だということです。
関連記事>>仕事を頑張らないから幸せになれる!仕事人間のあなたは要注意!
「会社への思い入れ」は捨ててしまおう
好きなことを仕事にすることができた人、あるいは、第一希望の会社に入社できた人たちは、苦しい思いをしていても、
「憧れて入った会社なのだから、たやすくやめられない」
「好きな仕事をしているのだから、文句を言うのはわがままだ」
と考えてしまいがちではないでしょうか。
会社や仕事に対する思い入れの強さから、苦しい思いにフタをしてしまい、自分を押し殺してしまうのです。でも、はっきり言いますが、このような思い入れは無意味です。
自分を殺して我慢するほど、特別な価値のある仕事などありません。
毎日の業務を、よく振り返ってみてください。資料を作る、調査する、段取りをする、連絡する・・。会社の仕事というのは、実はすべて「雑用のかたまり」です。
また、職種が変わっても、取り扱う内容やモノが違うだけで、やっていることは案外似通っています。そう考えると、苦しい思いをしてまで会社や職種に固執するのは、意味がないと思えてくるのではないでしょうか。
その仕事が大好きで「多少きつくてもイキイキと働くことができる」というのなら話は別ですが、「苦しくて仕方ないのなら、それでも我慢している」という状態なら、会社に対する思い入れは捨ててしまうに限ると思います。
仕事に対して真摯に向き合うのは、もちろん大事です。しかし、仕事が苦痛と感じるなら、ときには肩の力を抜いて、「会社も仕事もテキトーに選んでいい」と考えてみるのも、また同じくらい大事なことではないかと思います。
しんどいからこそ「有給」くらい好きにとろう
仕事がしんどく苦痛だと感じるときは、できるだけ休みを取ることが大事です。周りの同僚も働きまくりで、有給をとりづらいという人も多いと思いますが、有給休暇をとるのは社員として当たり前の権利。
「いい仕事をするためにも、きちんと休もう」という方向に、考えを切り替えてみましょう。
僕は入社当時から、有給を取って、ゴルフの日本シリーズ観戦に行っていました。日本シリーズは土日にも行われますが、休日はたいへん混むので、ウィークデーに休みをとって観に行くことにしていたのです。
平日に堂々を有給をとると、上司からも職場の人たちからも当然ヒンシュクを買いましたが、やるべきこともやらずに遊んでいるのでありませんから、誰にも文句を言われる筋合いはありません。
「自分にとって日本シリーズは大事なイベント。会社に遠慮して行かないなんて、こんなバカな話しあるか」
これが僕の持論だったのです。
ちなみに、僕が有給をとって日本シリーズを観に行き出すと、「自分も行きたい」と言い出す人があらわれ始め、やがて何人かで有給をとって、いっしょに観に行くようになりました。
このように、誰かが率先して有給をとると、別の人があとで続き、やがて有給がよりとりやすい環境になるということもあるのではないしょうか。
周りばかり気にしていたら、リフレッシュひとつなかなかできません。仕事を苦痛と感じるときは、有給くらい好きにとってみてください。
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仕事が合わない!そんなに苦痛ならやめちゃえばいい
ここまでは、仕事が苦痛なあなたがもっとのびのびと、楽しく働けるようになるための考え方などをお話してきました。
今の仕事をやめようかどうか悩んでいる人も、この考え方を取り入れることで、心の持ち方が変わるかもしれません。そのことで、仕事が辛くなくなったり、「仕事をやめたい」と思わなくなる可能性はおおいになります。
それでもやっぱり仕事がつらい。
会社をやめたい。
そう思うならば、僕から一つ提案があります。
もう、会社をやめちゃいましょう。
やめていいんです!
「いや、まだもう少し頑張る」
「まだ、限界に達していないから」
そんなふうに思うでしょうか。中には、「このぐらいまで追い込まれたらやめよう」と、やめる境界線を設定している人もいるかもしれませんね。
でもそのラインを越えたら本当に苦痛な気持ちを受け入れて、すんなりとやめられるでしょうか。
マラソンならば「しんどいけれど、次の電柱まで走ろう」と自分を鼓舞しているうちに、なんとかゴールにたどり着けます。そして、走り切った者だけにしか味わえない達成感に酔いしれることができるでしょう。
でも、仕事はマラソンと違って、ゴールテープの位置が固定されていません。そして頑張る人ほど、ゴールテープに近づいたと思っても「まだ頑張れるはず」と、テープの位置をどんどん先に延ばしてしまいがちです。
これでは、永遠にゴールできないマラソンを走っているようなもの。いつか息切れしてしまいます。
こうして、我慢に我慢を重ねた末に、過労で倒れて入院してしまう人もいます。また、体は持ち堪えてもうつ病を発症して、心が悲鳴をあげてしまう場合だってあります。
うつ病になる人は心の弱い人ではなく、ある意味、我慢強い人なのかもしれません。極限に達するまで我慢ができてしまうから、自分の心が限界になるまで耐えてしまうんですね。
そして、あるとき急に心のブレーカーが落ちて動けなくなってしまう。
でも、我慢はなんの役にも立ちません。
「ここまでいったらやめよう」と「やめるための境界線」を探すのは終わりにしませんか。「やめるための境界線」なんてものは、そもそも存在しないのですから。
それに、やめる、やめないの基準は、「未来の自分が、この状況に耐えられているかどうか」ではありません。
「今」、あなたがどうしたいのか。
それが一番重要なんです。
苦痛な気持ちがどうしても消えないなら・・
もうその仕事やめてもいいんだよ!
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