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「サービス残業を当たり前」にするブラック企業の具体的手口とその対処法。

「仕事をやってもやっても終わらない!それなのに残業しても給料はでない!サービス残業が当たり前なんて、うちの会社ってやっぱりブラック企業?」

はい。サービス残業が当たり前の企業は間違いなくブラック企業です。

  • 全国に潜むブラックな職場の数々。
  • 月100時間以上の残業は当たり前。
  • サービス残業が奨励されている。
  • メンタル疾患で出社できない社員が続出。
  • 始発で帰り、定時で出社。
  • 試用期間の月収が週5日勤務でたったの8万円。

「デスクワークは業務時間外にやれ」と当たり前にサービス残業を指示してくる上司。

「もうこんな会社には行きたくない!辞めてしまいたい!」と思って当然ですよね。

今回は「サービス残業が当たり前」のブラック企業に勤めるあなたに、ブラック企業がサービス残業を当たり前化する手口と、その対処法をお伝えしていきます。

「サービス残業を当たり前」にするために社員を社畜化する

法令違反を強要したり、人を使い捨てにするような働き方をさせるブラック企業。

そんなブラック企業は、まずは社員の思考が「サービス残業が当たり前」になるように、社員の洗脳を行います。

そのブラック企業の手口は、まずはとりあえず人を大量採用して、不要な人材は捨てていくという考え方。時間もお金も取れるだけ取って使い倒すため、働く社員は身も心もボロボロにします

朝から晩までサービス残業当たり前で働かさせ、給料はほんの少し。使い切った人材は自己都合での退職が当たり前。

ブラック企業は、だいたい次のような手順で社員の社畜化を行っていきます。

社員を酷使する

サービス残業は当たり前に、長時間労働や過剰なノルマを与え、体調を崩したり、精神失調になるまで働かせます。

使える社員を選別する

大量採用を行った上で、「使える人材」だけを残して後は「使い切ったあげく」強制的に解雇します。

社員を洗脳する

異常な職場環境に慣れさせるための研修や、法外な職場ルールを常態化させ、社員を洗脳します。

当たり前に終わらない仕事量を与え、サービス残業を当たり前にする

自分の会社がブラックであるかどうか気づかない理由のひとつは、世間的にサービス残業が当たり前に定着している世の中だからです。

例えば、社員が犯したミスやトラブルの対応のために、残業しなけらばいけないなんていうときは、その残業代を払わないなんていう企業もあるかもしれません。そんな場合は、働く社員本人も「申し訳ない」という気持ちを抱えたままに、そのトラブルの解決に当たりますので、特に残業代が支払われないことに疑問を感じません。

しかし、ブラック企業の「サービス残業が当たり前」はそんなレベルではありません。

誰がやっても想定時間内には終わらない仕事量を日常的に与え、法で定められた終業時間を超えると「記録が残らないように」操作し、このような理由をつけて残業代を払いません。

「会社の業績が悪いから」

 

「低額の職務手当に残業代が含まれているから」

本来、このような理由で残業代を払わないのは違法です。

労働基準法で定められている労働時間は、1日8時間、週40時間。それ以上は原則残業代が必要になります。

ブラック企業は、超過勤務と知りながら、タイムカードを改ざんしたり、架空の休憩や出張をでっちあげ、労働基準監督署の調査が入ったときに策を講じているのです。

「サービス残業当たり前」に疑問を持たせないようにスパルタ研修を実施

ブラック企業は、「サービス残業が当たり前」という状況に、疑問を持たせないようなスパルタ研修を実施します。

「サービス残業は違法ではないのか」などという、理性的な分析を行う社員がいると困ります。そこで、そんな疑問を持つ暇を与えないようにとスパルタ研修を実施します。

上司の命令は絶対であり、自分の健康に疑問を感じながらも、じっくり考える余裕がないほどに社員を忙しくして社員の思考をマヒさせるのが理想。

あるブラック企業の新人研修では、登山などで体力的なプレッシャーを与えたあと、長時間の電話対応練習や徹夜での上層部との宴会などで、精神的におかしくなるまで新人を追い込みます。

肉体労働は「今後の就業に必要なスタミナがあるか」を判断するのも有効。夢を語る社長への敬愛を強要する「研修」という名の刷り込みは、人を忠実な会社人間へと変化させていきます。

社会人経験がない新人ほど、「社会ってこんなものか」と染まってしまうのです。

名ばかりの管理職に昇格させ「サービス残業を当たり前」にする

ここまでお話してきた限界を超えるサービス残業やスパルタ研修の怖いところは、社外の人間との交流が少なくなるという点です。

居場所が会社にしかなくなり、生活が会社一色に染まってくると、酷使が気にならなくなってきます。勤務時間に比べて給料が少なくても、法的な対応など頭にも浮かばなくなるのです。

サービス残業は、時間の拘束も辛いですが、給料の未払いはシビアな問題です。残業代を浮かせるために、名ばかりの管理職へ昇格させるのはよくある手口。

労働基準法では、「監督もしくは管理の地位にある者」に対して、労働時間や休日に関する規定が適用されません。

本来、部長クラスの管理職は裁量で動くために、会社は残業代を払う義務がないことを指すのですが、これを意識的に、店長やマネジャーといった単なるリーダーにまで勝手に拡大、適用して、残業代なしで遅くまで働かせる。

これがブラック企業の「サービス残業を当たり前にさせる」ための一つの手口です。

実際の裁判になれば違法性が認められるでしょうが、ブラック企業は、こういった社内独自の基準を作って、サービス残業を当たり前にしているのです。

サービス残業どころか、給料を減額することもある

サービス残業以上に社員が困るのが、毎月の給料の未払いです。給料の支払い先延ばしの連絡がきたら、経営がかなりまずいことになっている証拠です。

給料を払ってください、と請求しても、ない袖は振れぬと開き直ったり、倒産して未払いのまま社長が音信不通になるケースもあります。

さらには、ブラック企業は、「サービス残業が当たり前ははまだまだ物足りん!」とばかりに、業務上の損失金を社員に無理やり負担させ、給料から勝手に天引きしてくることもあります。

労働基準法91条では、1回の減給額が1日分の半額を超えないこと、かつ総額がその期の賃金総額の10%を超えてはならないという制限があります。

つまり、普段と同様の仕事をしている限り、破格の賠償金を個人が負担することはほぼないということ。

ですが実際のブラック企業の現場では、ミスの発覚を隠すために、責任のなすりあいが横行していて、弱者が追い込まれているのです。

「サービス残業が当たり前」を改善するための対処法

ここまでブラック企業の「サービス残業を当たり前」にする手口をご紹介してきましたが、このまま泣き寝入りするのはとても悔しいですよね。

「サービス残業が当たり前」の状態を何とか改善していく方法はあるのでしょうか。

一般的な方法としては、「会社の労働組合を通じて会社と交渉してもらう」というものがありますが、普通に考えてブラック企業が、労働組合をしっかりと運営しているケースは稀ですよね。

よって、この方法は使えません。

となると、やはり相談者は社外の窓口ということになります。

「総合労働相談コーナー」などの社外の窓口を活用してみよう

「サービス残業当たり前」の状況を相談する主な窓口は、次の2つになります。

それは「労働局の総合労働相談コーナー」と「労働基準監督署」です。

まず労働局が運営する総合労働相談コーナーでは、主に次の3つの対応をしてもらえます。

  • 総合労働相談コーナーでの情報提供・相談
  • 都道府県労働局長による助言・指導
  • 紛争調整委員会によるあっせん

詳しくはこちらの総合労働相談コーナーで内容を確認してみてください。

もう一つの外部機関である労働基準監督署は、労働基準法などに規定された労働条件の法規制を使用者が遵守しているか否かを監督することを主目的とする労働局の下部組織です。

例えば、労働者が、賃金不払いやサービス残業などの違反事実を労働基準監督署に申告すれば、違反事実の有無を調査し、事実があれば是正を勧告するなどの行政指導を行います。

このように、労働基準監督署は、監督・取締のための機関であり、労働問題における労働者の救済を直接に目的とした機関ではありません。

ですので、このようなサービス残業に代表される労働問題は、労働基準監督署ではなく、総合労働相談コーナーにまずは相談することをおすすめします。

そのときに心配になるのが、告発したことがバレるかどうかですが、匿名で相談できますので、その点は心配はありません。

ただ、実際の対応としては、具体的な根拠や詳細を示さないとなかなか動いてもらえないのが実情です。

個人で訴えるのは退職してからがベスト

サービス残業を外部機関に訴え、それを立証してもらうには、それなりの根拠を示すことが必要です。また、そんな職場に居続けたまま訴えを行うのは、職場でのあなたへの風当たりが強まる可能性もあり、おすすめできません。

個人でサービス残業を外部機関に訴える場合は、やはり退職してからが良いです。

サービス残業を立証するにはいろいろな証明資料が必要です。給与明細書や労働条件の通知書、賃金規定やタイムカードなど出退勤の記録など、関係する書類はすべて残しておいてください。

ブラック企業をやめて転職しよう

「サービス残業が当たり前の会社にはもう行きたくない」そんなときは、一刻も早く転職するべきです。

ブラック企業に勤める時間は、あなたの限られた時間をムダにするだけです。

ここまで、サービス残業を強要する理由とその手口を見てきました。ここからは、サービス残業を強要されたときの具体的な対策を考えてみましょう。

さらに詳しく対処法はこちらへ

サービス残業を改善するための対処法をお伝えしてきましたが、こちらの記事でさらに詳しい対策法をお伝えしています。

具体的には、【受け入れる】【相談する】【証拠を残す】【拒否する】【訴える】【転職する】

この6つを複合的に駆使して対策の仕方です。サービス残業の強要に悩むあなたにきっと役に立つ内容になっていますので、ぜひ、合わせて確認してみてください。

詳しくはこちら>>サービス残業を強要されたときの6対策!仕事が終わらない人生は当たり前じゃない!

 

★転職先がブラック企業だった!なんてことになっては目をあてることもできません。転職前にブラック企業の見分け方をマスターしておいてくださいね。

詳しくはこちらから>>ブラック企業の見分け方。転職はもちろん新卒就活生は絶対にチェックです!

 

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仕事が辛いあなたへ。僕はこれを知ってその暗黒時代を乗り越えることができた。

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