「そんなに仕事が辛いならやめちゃえば?」→本当にやめていいのか正解を知りたい人はここをチェック!

やりたい仕事がないと悩む20代のあなたが知っておくべき7つの思考術。

20代の方からよく、「やりたい仕事がないんですけど、どうやったら見つかりますか」という質問を頂きます。今回はこのことについて、僕なりの考えや意見をお話していこうと思います。

そもそも、やりたい仕事がないってことは、そんなにダメなことなんでしょうか?

僕はそうは思いません。。やりたいことなんてなくてもいい。

むしろないほうがいいとすら思っています。

それは何故なら、あんまり今の自分のやりたいことに凝り固まってしまうと、自分もまだ知らない、本当の自分のやりたいことを見逃してしまうからです。

あなたは年上の人からこのような質問をされたことがないですか。

「君は本当にしたいことは何?」

 

「君が一生をかけてやりたい仕事は何なの?」

そんなときは、その相手に同じ質問を返してみましょう。

「20代のとき、あなたは自分が何がやりたいかを分っていましたか」と。

おそらく9割以上の人が「自分は何をやりたいのか」なんてことも考えずに、何となく適当に仕事を選んだということがわかるでしょう。

「何となく適当に仕事を選んだ」と書きましたが、正確にいえば「何となく適当に会社を選んだ」に過ぎないのです。

「どういう仕事をするのかは会社の人事部が決めてきれた」そういう人がほとんどなのです。実際に僕もそうでしたから。

今回は、「やりたい仕事がない」と悩む20代の方に、いろいろと話を進めていきますね!

1. やりたい仕事がなくても焦らなくていい

やりたい仕事がないと悩む20代に伝えたい1つ目のこと。

それは、「やりたいことが見つからないからといって焦る必要はない!」いうことです。

今の40代以上の人の大部分は、「自分のやりたいこと」なんて考えなくてもよかった時代。ところが今のあなたのような20代の若者は就職する時期に「自分のやりたいこと」を考えることを迫られます。

しかし、「自分のやりたいこと」なんて簡単に分かりっこありません。だから困ってしまうんですよね。

自分がやりたい仕事を見つけるのに早道はありません。試行錯誤の中からしか、それは見つかりません。

いとも簡単に自分のやりたいことが見つかってしまったときは、逆に注意したほうがいいでしょう。それは、その人が本当にやりたい仕事ではない可能性が大きいからです。

たとえば、ちょっと昔になりますが「ナースのお仕事」というテレビドラマを観ている女の子がいるとします。観月ありさに憧れ、「私、大きくなったら看護師になる」と言い出す。これは珍しいことではありません。

ですが、この思いを不用意にも親に話してしまうと始末が悪くなります。

「わたし、看護師になる!」

 

「そう!看護師になるのね!」

親はいつになく嬉しそうにするでしょう。「親が喜んでくれるなら、ま、いっか」てな感じで自分の進路が決まってしまうわけです。果たしてこれでいいのでしょうか?

僕の時代には『キャプテン翼』を観てサッカー部に入った人間が多かったのですが、漫画やテレビの影響で入る部活を選ぶぐらいはよいでしょう。

しかし、仕事を決めてしまうのはあまりも早計だといえます。

あまりにも早い時期に「自分のやりたいことはこれだ!」と思い込み、それに凝り固まってしまうのはまずいでしょう。「数ある選択肢のうちのひとつだよ」ぐらいがちょうどいいのです。

そうでないと、自分は本当にやりたいことを見逃してしまうことになってしまいます。

若い20代のうちはやりたい仕事が見つからなくても当然。「やりたいことを早く見つけないと!」なんて焦る必要は全然ないんですよ。

2. 「自分を必要としてくれているところ」から始めよう

やりたい仕事がないと悩む20代に伝えたい2つ目のことは、仕事は「自分を必要としてくれるところから始めよう」というものです。

ここに二人の人間がいるとします。ひとりはこれから起業しようとしている人で「どういう事業をやろうか」を考えています。

もう一人は、これから仕事に就こうとしている人で「どういう会社で働こうか」と考えています。

両者の立場は違ってしますが、注意すべきポイントは同じ。それは、「自分のやりたいこと」にこだわりすぎないことです。

「すぎない」とはつまり、社会のニーズがあるかないか、自分が必要とされているかどうかを脇に置いて【自分のやりたいこと】にこだわってもしょうがないということです。

順序としては、起業家を目指すならば社会のニーズのあるところで、会社で働こうとするなら自分を必要としてくれるところで、まずは自分のできそうなことを選ぶ。

そして一日でも早く仕事を起動に乗せる、一日でも早く基本的な仕事を覚える。まわりの人から認めてもらう。そういうステップを積み重ねていけば、仕事をやりたいようにできる日が、きっと来ます。

「やりたいこと」に過度にこだわない。やりたくないことでない限り、そこにニーズがあるのなら、まずはやってみましょう。

現時点でそれがあなたが一番やりたいことではないかもしれません。しかし、そこで実績を積んでまわりから認められれば、あとはやりたいようにやれるようになります。

「好きなこと」に過度にこだわらない。それが嫌いでない限り、相手があなたを必要としてくれるならば、とりあえずやってみる。

それは現時点であなたが一番好きなことではないかもしれません。しかし、そこで実績を積んでまわりから認められれば、好きなようにやれる下地は大きいのです。

やりたい仕事がないと嘆く人は、ぜひこのことを忘れないでください。

3. 具体的な不幸があればやりたいことが見つかる

ところで、どうして日本人の若者は自分のやりたい仕事が見つからないのでしょうか?

その一番の理由は「具体的な不幸がない」ことでしょう。

「具体的な不幸」とは、食糧、住居、衣服などの最低限の必要消費物資や、安全な飲料水、衛生設備、公共輸送手段、保健、教育などといった「人間としての基本的ニーズ」の欠如です。

もしも、あなたが身近なところでこういう「具体的な不幸」を実感できれば、その不幸を埋め合わせしようとして必死になるうちに、「やりたい仕事」が自然に出てくるはずです。

以前、中国の大学に留学している日本人学生にインタビューしたことがあります。彼らの多くのこう語っていました。

「中国の学生は皆、しっかりした目標をもって勉強している。それに比べて日本人の学生は何となく勉強しているだけで、何ら目標を持っていない」

この感想を聞いて、「日本人の大学生も中国人の大学生のようにしっかりした目標を持って勉強すべきだ」と言うのは簡単です。

しかし、中国と日本の置かれている状況はまったく異なっている点を忘れてはいけません。よく知られているとおり、中国は近代化が進んだとはいえ、まだまだ発展途上にある国です。

「欧米や日本に追いつけ追い越せ」をスローガンに国民は物質的により良い生活をめざして邁進しています。多くの国民は、いまだ物質的に欠乏した状態にあり、その欠乏感を埋めることを目標に必死で生きているのです。

一方の日本は、物質的な欠乏状態をとっくに抜け出しています。国民はお腹がいっぱいなのです。だから、中学人の学生がしっかりした目標を持って勉強しているのに対し、日本の学生がはっきりした目標のないまま何となく勉強しているのはある程度はやむを得ないこと。

しかし、だからといって、何の目標も持たず「まったり生きる」ことをすすめているわけではありません。第一、何の目標も持たずに生きることなんてできません。

何かをするということは、必ず何かをめざすということ。

自分で自分の目標を考えなければいけないのはなかなかしんどいこと。しかし、その反面、自分で目標を考えられるということは面白いことでもあるのです。

4. やりたい仕事がないときほど、行動あるのみ

やりたい仕事がないときは、とりえず行動あるのみです!

「やりたい仕事」なんてやってみないと分かりません。そもそも職業経験もほとんどない20代のあなたに「本当にしたいこと」なんてことが分かったら逆におかしいのです。

たとえば、ある学校に野球、バスケット、バレー、サッカー、水泳というクラブがあったとします。生徒はどれかのクラブに所属しないといけない。

もしも、それぞれのスポーツを一度もやったこともなければ、一度も見たこともない生徒がいたとしたら、この生徒はどうやって入部するクラブを決めたらいいのでしょう。これと同じです。

教室でじっと何をやりたいかを考えていてもダメ。教室を出て、グランドや体育館へ見学に行く。仮入部させてもらう。それでとにかくやり始めてみる。

考えることは大事ですが、考えすぎてはいけません。適当に考えたらあとは行動あるのみ。行動しながら軌道修正していけばいいのです。

社会人であっても同じようなことがいえます。今の仕事が自分のやりたい仕事ではないと思っていて、だけど自分のやりたいことが何か分からないとしたとき、「自分がやりたいことって何だろう」と座ったまま考えていてもしょうがありません。

試しに何かを始めてみることが大切。いきなり今の仕事をやめる必要はありません。やってみたい仕事があるのなら、休みの日を利用してアルバイトやボランティアをしてみるのもいいでしょう。

あこがれている職業があれば、そういう職業に就いている人を探し出して話を聞いてみる。「百聞は一見に如かず」という言葉があるとおり、抽象的な情報をネットで集めるより、具体的なリアルな情報をひとつ手に入れる方がずっといいのです。

ポイントは、人がしている仕事を見るのではなく、仕事をしている人を見ることです。そして、人間関係をつくっていき、それを深めていきましょう。

やりたい仕事はそうやって見つけることができるようになります。

5. 20代は試行錯誤してみたらいい

やりたい仕事がない若い人は、20代のうちは自分探しの時期と考えて試行錯誤してみよう。転職を繰り返すのもあり、試行錯誤しているうちに自分に最も適した仕事が見つかるようになります。

そして30歳前後で腰を押し付け、一つのことに邁進する。こんな感じで十分です。

就活時代によくやる自己分析や会社研究にはあくまで限界があります。自分がどういう仕事に向いているのかは、実際にその仕事をやってみないと十分にはわかりません。

どういう会社なのかだって、実際に入社して働き始めてみないと十分にはわかりません。

やってみないと分からないことを、やってみないうちに推測しようとするのだから、限界があって当たり前。だから20代のうちは試行錯誤、つまり「いろいろ試してみる」で全然かまわないのです。

やりたい仕事が見つからないうちは、いろいろなことに試行錯誤してみましょう。

6. 「良い我慢」と「悪い我慢」を見極めよう

やりたい仕事が見つからないからといって「いろいろ試してみる」とはいっても、一か月ごとに職場を変わるのはさすがにダメです。昔からよく言われる「石の上にも三年」という心構えは基本的には必要だと思います。

他人と比べて自分の能力がどのくらいの位置にあるのか、その仕事は自分に向いているのか、会社の実態や仕事の仕組み、などが分かるようになるまでには、ある程度の時間がどうしても必要です。

こういったことが分からないうちに、ちょっとしたことを理由にして職場から逃げ出すのでは意味がありません。そういう人はまた次の職場に行っても同じようなことを繰り返す可能性が高いでしょう。

もちろん、何が何でも3年間は我慢しなければならない、というわけではありません。「悪い我慢」はするべきではなく、「良い我慢」はするべきということ。

現在の仕事でパワハラやいじめを受けていたり、明らかに自分に適した仕事ではないと分かっているのに、変化を恐れて動けない人がいます。

こういう人には、僕は「悪い我慢」はするな、変化を恐れずに行動せよとアドバイスしています。

要は見極めが大事だということ。今は辛抱するときか、勇気をだして変化を起こすときかのどちらかを判断するのです。

自分だけで判断できないときは、厳しく、しかし本質は優しい先輩や家族に相談するのが一番。ただし、最後の決断は自分でするようにしましょう。

関連記事>>【仕事の悩み相談】誰にどうやって相談する?→答えはこれです。

「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」の範囲を広げよう

「自分のやりたい仕事ってこれだったのかなぁ」

これは、新入社員の多くが思うことでしょう。

自分の生涯の大半を過ごすことになるかもしれない就職先。「自分の居場所はここではないかも」と思いつつ、働くことは不本意なはずです。

人によって早々と「退職」や「転職」を決意してしまうでしょう。そこまで思わないにしても、自分の将来に漠然と不安を感じる人は多いと思います。

しかし、「新入社員は、与えられた仕事を賢明に続けるべき」僕はそう思います。そのほうが、「やりたいこと」への道が開けてくる可能性が高いからです。

仕事には次の3つがあります。

  1. 「やりたいこと」
  2. 「やれること」
  3. 「やるべきこと」

この領域が十分とは言えない新入社員は、それぞれを広げることがスタートです。1つずつ確認してみます。

「やりたいこと」について

①の「やりたいこと」を見つけることは大切です。これがないと、自身が向かうべき方向性を見いだせなくなってしまいます。

ただ、やりたいことは、限定するべきものでも、固定化するものではないと思ってください。「やりたいこと」は、自分で見つけなければなりませんが、幅広く、流動的に変化していくものです。

大切なことは視野を大きくして、「やりたいこと」の幅を広げることなのです。

「やれること」について

②の「やれること」は、新入社員であれば、かなり限定的なはずです。先輩や上司が「自分にできないこと」をいとも簡単にやっている姿を見て、痛感している人も多いと思います。

先輩や上司が長年かけて培った能力やノウハウ、人脈を得るには相応の期間が必要です。一日も早く自分の能力を上げ、一歩でも先輩上司に近づいていくことが、「やれること」の範囲を広げる近道です。

「やるべきこと」について

③の「やるべきこと」は、「いつも目の前にあるよ」という人がほとんどでしょう。

これは、自分で選ぶことが難しく、制限されることばかりです。しかし、上司から指示される「やるべきこと」をこなしているだけの毎日だと、仕事はどんどんつまらなくなります。

そういうときは、「この仕事は、誰のためか」という視点で考えてみてください。仕事の目的は、「会社のため「お客様のため」、そして「自分の成長のため」です。

たとえば、上司にやらされている仕事でも「自分のスキルアップにもつながっている」と思えば、「やるべきこと」に対する意識も変わるはず。

「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」の3つが合致していれば、モチベーション高く、能力を十分に発揮し、会社の利益につながる仕事ができるでしょう。

1つでも欠けたり、不足したりすると、弊害もたくさん出て来るので、合致させることが理想です。しかし現実はどうでしょうか?

「やりたことは全然させてもらえない」「できることは少ししかない」「やるべきことだけ、たくさんある」。これが新入社員の現実です。

だから、「やりたいこと」「やれること」「やるべきこと」の範囲を広げることが重要なのです。広げることによって、いずれその範囲が重なり、合致してきます。

なので、やりたいことをやりたければ、やるべきことをきちんとやりながら自身の能力を高めましょう。やれることを増やし、自らの力で「やりたい仕事」を勝ち取っていってください。

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やりたい仕事を見つけるのは30代・40代でいい

やりたい仕事がないという20代の方に、僕の考えや意見をいろいろをお話してきました。

20代のあなたが「やりたい仕事はない、分からない」なんて言うのは当然のこと。そんなことを全然心配することはありませんよ。

「自分のやりたいこと」にこだわりすぎず、あなたを必要としてくれるところで、力をつけていってください。

やりたいことを見つけるのは、30代、40代になってからでも全然遅くはありません。20代の間はいろいろと試行錯誤しながら、自分がやりたいことを見つけていってくださいね!

 

★ここであなたに一つ質問です。仕事にやりがいがないのは、いったい誰のせいでしょう?あなたの会社の社長でしょうか?直接の上司でしょうか?それとも同僚?あるいは顧客や取引先でしょうか?

その答えはここ>> 仕事にやりがいがないの?やりがいのある楽しい仕事はこれで見つけよう!

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