あなたの会社にもいませんか?仕事を休めるのに休まない人。うちの会社にもいるんですよね。このタイプの人が。
休めるのに「いやぁ。休んでる間に何かあると心配で」を口にして休まない。
今の時代、「休むことも義務だよ」と話してもそれでも休まない。
なぜかいつも忙しそうにしていて、お昼休みもゆっくり休まずに、軽くご飯を食べたらまたカタカタとPCを触り出す。
僕は先輩社員として彼女を指導する立場でもあるので「お昼はちゃんと休まないとダメだよ」と言っても、その日は一応アドバイスを聞いてPCを触るのをやめるけど、また次の日は同じことを繰り返す。
何だよ、一体。。正直イラっときてしまうんですよね。
人が休んでるお昼に、横の席でPCをカタカタやられると。。後輩を指導する立場として「休むことはある意味義務!」と口酸っぱくいっているのに、何故そこまで一生懸命に働くのか。。
今回は、うちの会社にいる、この仮名Nさん(32歳)を事例に、仕事を休めるのに休まない人の心理を分析しながら、仕事を休めるのに休まないのは悪である、ということを声を大にしてお伝えしていこうと思います!
【この記事を読んでほしいのはこんな人】
頑張りすぎて仕事を休むことは「悪」だと感じている人
仕事を休むと罪悪感で心がいっぱいになる人
仕事を休んだとしても、自宅でそわそわしてしまう人
部下の休暇に決定結をもつ管理職の人
この記事は、仕事を休めるのに休まない人に向けての記事です。
休みたいのに休めない人はまた趣旨が違いますので、そのような方はこちらの記事に飛んでください。
仕事を休みたいけど休めない!←あなたのこれ。完全に間違った思考です。
特に休めない理由が膨大な仕事量にある人はこちらの記事がおすすめです!今すぐ、この記事でそのサービス残業とおさらばしましょう!
目次
仕事を休まない人の心理と特徴
さて、うちの会社にいる、仕事を休めるのに休まないNさん(32歳)、なぜここまでして仕事を頑張ろうとするのか(僕から言わせれば頑張る方向が間違ってるんだけど)
彼女のことを一方的に否定するのも何だか違うかなと思って、彼女の仕事のやり方、性格などを分析して、休めるのに休まないという判断を何故するのか、その心理をいろいろと考えてみた。
そこから見えてきたNさんの特徴がこれ。
- 心配性で間違うことを極端に怖がっている
- 仕事を頼まれると断れない
- 気持ちが優しいから相手の立場に立ち過ぎる
- イレギュラーな事象への対応は超苦手
他にも、Nさんみたいなタイプではないけど、仕事を休まない人には次のような特徴が多く見受けられます。
- 自分がいないと仕事が回らないと自意識過剰な人
- 単純に仕事が楽しい人または仕事しか生きがいがない人
- 夫婦仲が悪くて自宅に居場所がない人
- 会社のお金に手を出しているなど不正行為を働いている人
などなど。
自分に自信がないから休まない
結局、Nさんが仕事を休まないのは、まとめると「Nさんは自分に自信がないから休めない・休まない」という考えに行き着いた。そして仕事を進めるスピードも極端に遅い。
(自分に自信がないから)間違うことを極端に怖がる。だからチェック、チェックで仕事が遅い。
(自分に自信がないから)頼まれると断れない。だから、無駄な仕事を抱えている。
(自分に自信がないから)働いていないと不安
(自分に自信がないから)休んでいる罪の意識にさいなまれる!
だから、頑張る、とりあえず動く、働く、ひたすらPCをさわることに、自分の価値を見出そうとする!
そうするとNさんの心の声が聞こえてきた。
「頑張ってるわたしの姿をみてよ!」
「休まずに働いているんだからもっと認めてよ!」
どうやら、世の中の仕事を休めるのに休まない人の心理には、このNさんのように、自分に自信が持てないということが大きく影響しているようだ。
関連記事>>仕事で自分に自信がない。傷ついたあなたの心はこれだけで回復することができる。
休まない人がいるために起こる弊害
でも、僕はここであえていいたい。自分に自信があろうがなかろうが、今の世の中、仕事を休めるのに休まないことは悪であると。
ここで、そんなこと言っても休めないものは休めないんだよ!と思った方は要注意。こちらの記事⇒仕事を休みたいけど休めない!←あなたのこれ。完全に間違った思考です。でもお伝えしていますが、仕事は無理してでも休むものです。
とはいっても、僕が以前働いていたようなブラックな会社は論外。こんな会社で「休ませてください」といえば、パワハラにあうだけですので、そのような方はこちらの記事を参考に根本的な対処を行ってください。
これ↓↓今すぐにチェックしてください。自分自身のために。
話を戻しますが、もちろん、Nさん本人には「仕事を休まないのは悪だ!」なんてことは言っていません。そんなこと言ったらますます自分に自信をなくしちゃうだろうし。
一例としてあげられるのが、2019年4月より働き方改革の一環として、会社の義務になったのが「従業員の年間5日の有給休暇取得の義務化」というもの。
つまり、「今の時代、休まないなんてダメダメダメ~、休まないと罰を与えちゃうぜぇ~ベイビ~」と言っているのです。
具体的に社員が休まない会社はどのような弊害が起こるのかを見てみよう!
休まない社員がいると仕事が平準化できない
一つ目は、休まない社員がいると仕事が平準化できないというもの。
例えば、休まない社員がいると、その人に仕事が集まってしまって、組織として全体の適性な業務量が把握できなくなったりして、その人がいないと、仕事が進まないなんてことが起こります。
仕事を休んだ間に、ほかの誰かがその仕事をやってみて、情報を共有化、そうして仕事が平準化されるわけですね。
不正を見つけられない
なさそうで、意外とよくあるのがこのケース。意地でも仕事を休まない人がいるなと思ったら、不正をはたらいていて、それを隠すために、会社を休むことができなかったなんてことも。
会社としてそんなことにならないように、仕事をローテーションするというのはとても大切なことなんです。
こうやって社員を守ることにもつながるんですね。なので、仕事を休めるのに休まない人はこの辺りのこともよく考えてみたほうがいいです。
自分が良かれと思っていても、あなたのやり方は会社全体の足をひっぱている可能性があります。
周りの人が休みにくい
仕事を休まない人がいると、周りで一緒に働く人たちも「自分だけ休んだら悪いな」という気持ちになり、どんどん「休む=悪」という職場風土ができあがってしまいます。
仕事を休まないというのは、自分ひとりだけよければいい、ということではないんですよね。
周りが休みやすいように、仕事を休めるときは自分も休む!これって当たり前のことですが、働き方が多様化している中でとっても大切なことなんですよ。
知らないうちにストレスがたまる
仕事を休まないで働き続けると、当然ストレスや疲れがたまります。自分の身体・心を大切にするためにも「休む」ということから逃げてはいけません。休むのは自分自身を守るための義務なのです!
疲れ・ストレスがたまってくると、人というものはどんどん正常な判断ができなくなり、仕事のミスにもつながってしまいますよ。
関連記事>>ミス連発で仕事を辞めたい。落ち込む気持ちはこれだけで跳ね返せる。
自分がいないと仕事が回らないと思うのは自意識過剰なだけ
Nさんのタイプではないですが、仕事を休めるのに休まない人によくいるのが、自分がいないと仕事が回らないという勘違いをしている、自意識過剰な人。
こういう人を見ると、可哀そうで仕方ありません。
自分がいないと仕事が回らない?
んなわけありませんから!
本当に仕事ができる人は、自分がいなくても困らないように自分のブレーンを作るし、さまざまなリスク分散も考えて仕事の平準化を図ります。
それなのに、自分がいないと仕事が回らない?
それ、「自分は仕事ができません!」と自慢げにいってるのと同じですから。
んも~恥ずかしいですよ~!
関連記事>>仕事ができるようになりたいならこの8つの仕事術を身につけよう!
仕事を休まないNさんに最終的に伝えたこと
そんなこんなで、仕事を休めるはずなのに休まないNさんに、最終的に僕は先輩社員としてこのようなことを伝ええました。
まずは最初に「あなたはあなたのままでいいんだ」ということ
Nさんって本当に謙虚な人なんですよね。この人は女性なんですけど、男性からすると「守ってあげたくなるタイプ」なんです。
(いや。恋沙汰はないですよ。すいませんが、ぽっちゃり好きの僕にとって、見た目がスラリとしたNさんはタイプではないのでw)
でも、Nさんは女性の集団に入ると、あっちのグループ、こっちのグループにも気を配りすぎて、心が疲れてしまうタイプ。
なので、自分に自信が持てないNさんには、まずはその存在自体を認めてあげるような言葉を最初にかけてあげることにしました。
「Nさん、いつもありがとう。Nさんがしっかりチェックしてくれるおかげで、大きな問題もトラブルが起こらないし、みんなも助かってると言っているよ」
(自信がないNさんに、Nさんがやってくれている仕事について、まずは感謝の言葉を述べました。実際に、Nさんのおかげでもあって、うちの部署は大きなトラブルを発生させることもなくうまく仕事を進めることができていましたから)
でもNさんはここでもやはり謙虚な言葉を口にするんですね。
「いえいえ、めっそうもない。わたしなんて何の役にもたっていないし、みんなの足を引っ張って申し訳ないと思っています」
なんて謙虚な人なんでしょうか。ぽっちゃり好きな僕でも思わずその人柄に惚れてしまいそうになるじゃないですか!w
そこで僕が答えたのはこの言葉。
「いえいえ、本当にNさんが細かいところまでチェックしてくれているから大きな問題が起こっていないんですよ。これは本当に事実です。NさんはNさんの良いところがあるんだから今のままでNさんでいいんですよ」と。
そこでも「いやぁ。そうですかねぇ」と尚も謙虚なNさんでしたが、そうはいいながらも、ちょっと嬉しそうな顔をしていました。
次に休まない弊害を伝えた
そして次に伝えたのが、そうはいってもNさんが休まないとこんな弊害もあるんだよ、ということ。
これはさきほどの休まないと起こる弊害でもお話した通りのこと。Nさんが休まないと周りのみんなも休みにくいんだよ、不正が起こらない体制を作るためにも休むことも大切なんだから、ということをなどを伝えました。
特に一番伝えたことはこれですね。
「休むことも義務です。休むことも仕事です。」
これを繰り返し伝えました。そうすると、Nさんも少しずつ理解してくれたのか、自分から休みを取るようになりました。
結局Nさんのような、自分に自信がないタイプの人は、休まないと他の人にも迷惑をかける、ということを強く説明すると「休まないことは悪だ」という理解してもらえるようですね。
関連記事>>仕事で自分に自信がない。傷ついたあなたの心はこれだけで回復することができる。
休まない人 まとめ
仕事を休めるのに休まない人に、その行為は悪なんだということをお伝えしてきました。なぜ、休まない行為は悪なのか、最後にもう一度まとめてみます。
- 休まない社員がいると仕事が平準化できない
- 不正を見つけられない
- 周りの人が休みにくい
- 知らないうちにストレスがたまる
あなたも今回のNさんのように、仕事を休めるのに休まない、迷惑な人になっちゃってませんか?
あなたが頑張って働いているつもりで、知らず知らずのうちに周囲の人に「あの人休まないから、わたしたちも休みにくいわよね」なんて、陰口をたたかれているかもしれませんよ。
そんなことにならないためにも、今回の記事を参考に、仕事を休めるときは休める人になってくださいね!
休まないではなく休めない人には
今回お伝えしてきたことは、あくまで、仕事を休めるのに休まない人向けのお話です。休みたいのに休めない人はまったく話が代わってきます。
終わらない残業を抱えている人、サービス残業に泣きそうな方、パワハラ上司にいじめられている方、一言で言うならばブラックな会社に身を置いている方。
そんな方は僕の経験上、今すぐその働く場所を変えるべきだとアドバイスします。
僕も長い間ブラックな場所で時間を過ごしてきた身ですから、だからこそいえます。
ホワイト企業最高だよ!と。
ブラックな会社に勤める人は、まずは次にご紹介する個別記事で自分に合った対策を講じてください。そして、対策を講じてもその辛い現状に変化がないときは、働く場所を今すぐにかえてください。
仕事が終わらない理由はこの2つだけ。ストレスでぶっ倒れる前に逃げる決断を。
パワハラ上司対処法。その特徴と心理を知ればあなたの心はきっと軽くなる!
「休みたいときに休める」
これ、本当に最高なんですよ!ぜひ、あなたにもこの快感を味わってほしいです!
合わせてどうぞ!>>仕事を休みたいけど休めない!←あなたのこれ。完全に間違った思考です。
コメントを残す